茨城県取手市のJR常磐線取手駅に直結、茨城県取手市中央町の歯医者「取手iセンター」のオフィシャルブログ一覧です。インプラント治療や矯正歯科、審美歯科など歯科に関する情報だけでなく、日常のさまざまな発見や皆さまにお知らせしたいことを発信していきますので、ぜひご覧ください。
セラミックの歯の値段が知りたい！高いのはなぜ？値段を安くする方法とは
こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。
セラミックの歯は天然歯のような白さや透明感があり、耐久性に優れていることから多くの方に選ばれています。
なかには「セラミックの歯の値段はどれくらいなの？」「セラミックの歯の値段を安くする方法はある？」など、セラミックの歯の値段について気になっている方もいるでしょう。
この記事では、セラミックの歯が多くの方に選ばれる理由や種類ごとの値段について解説します。セラミックの歯が高い理由や安く抑える方法についても解説しますので、セラミック治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
セラミックの歯が人気な理由
ここでは、セラミックの歯が選ばれる理由について解説します。
見た目が美しい
セラミックの歯が選ばれる主な理由は、見た目が美しいためです。セラミックの歯を選択することで、天然歯のような透明感や色を再現できます。そのため、前歯などの目立ちやすい部分に使用しても、治療したことに気づかれにくいのが特徴です。
むし歯になりにくい
むし歯になりにくいのも、セラミックの歯が選ばれる理由です。セラミックの歯の表面はツルツルと滑らかで、汚れやプラークが付着しにくいため、むし歯になりにくいのです。
また、セラミックは変形しにくく、天然歯との間に隙間ができにくいこともむし歯になりにくい理由です。
歯科治療に用いられることの多い銀歯は、温度変化によって変形することがあります。これによって、天然歯と銀歯との間に隙間ができると、細菌が侵入してむし歯になるリスクが高まります。
一方で、セラミックは温度変化によって変形することがありません。長年使用しても、天然歯との間に隙間ができにくいため、むし歯になるリスクが低いのです。
寿命が長い
保険診療で使用される銀歯の寿命は5年程度、コンポジットレジンの寿命は2〜3年程度です。
一方でセラミックの寿命は10〜15年程度といわれています。再治療を繰り返すと歯にダメージを及ぼすため、再治療までの期間が長くなることは歯へのダメージを減らすことに繋がります。
費用は高額ですが、銀歯やコンポジットレジンに比べると長持ちするため、長い目で見るとコストパフォーマンスに優れているといえます。
ただし、長期間使用するためには、適切にセルフケアを行い、また定期的にメンテナンスを受けることが重要です。ケアを怠ると寿命が短くなる可能性があるため注意しなければなりません。
金属アレルギーでも治療できる
金属アレルギーがある方が、歯科治療で金属を使用した詰め物・被せ物を選択すると、金属アレルギーの症状が現れることがあります。
一方で、セラミックのなかには金属を使用していないものもあります。金属を一切使用していないセラミックを選べば、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられます。
セラミックの歯の値段
セラミックの歯の値段は、選択するセラミックの素材や歯科医院によって異なります。ここでは、セラミックの歯の素材別の値段について詳しく解説します。
オールセラミック
オールセラミックとは、セラミック100％でできた素材です。歯の色調を細かく調整できるだけでなく、天然歯特有の透明感や艶を再現できるのが特徴です。オールセラミックの詰め物の値段は4万〜8万円程度、被せ物の値段は8万〜18万円程度が目安となります。
ジルコニア
ジルコニアとは、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度が高い素材です。奥歯などの力が加わりやすい箇所や、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方に使用される傾向があります。ジルコニアの詰め物の値段は4万〜10万円程度、被せ物の値段は10万〜20万円程度です。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックとは、セラミックとレジンを混ぜて作られた素材です。レジンが入っているため、セラミックのなかでは治療費を抑えられる素材として知られています。ハイブリッドセラミックの詰め物の値段は2万〜5万円程度、被せ物の値段は4万〜10万円程度です。
メタルボンド
メタルボンドとは、外側がセラミック、内側が金属でできた被せ物です。内側に金属を使用しているため強度が高く、力がかかりやすい奥歯にも使用できます。
ただし、金属が使用されていることから金属アレルギーの方は使用できません。金属イオンが溶け出して歯茎が黒ずむ可能性もあります。メタルボンドの値段は8万〜15万円程度です。
セラミックの歯の値段が高いのはなぜ？
セラミックの歯の値段が高いのには、いくつかの理由があります。以下では、セラミックの値段が高い理由について詳しく解説します。
保険が適用されない
日本の保険制度では、健康や機能の改善を目的とした最低限の治療にのみ保険が適用されます。セラミックの歯は機能性だけでなく審美性も重視した治療であるため、必要最低限以上の治療と判断され、保険が適用されず全額自己負担となるのです。
自費診療なので歯科医院ごとに値段を決められるのも、セラミックの歯の値段が高くなる理由の一つと考えられます。
作製に手間がかかる
セラミックの詰め物や被せ物は歯科技工士が作製します。セラミックの歯を加工する際は、患者様の歯の色やサイズ、噛み合わせがしっかり合うように細かく調整を行う必要があります。作業工程が多いと手間がかかり、必然的に技術料も高くなるのです。
材料費が高い
セラミックは素材自体が高価です。そのため、セラミックのなかでも審美性や機能性に優れた素材はより高額になる傾向があります。さらに、セラミック治療では歯型を取るための印象材や接着剤なども高品質なものを使用します。これも、高額になる理由のひとつです。
セラミックの歯の値段を安くする方法
ここでは、セラミックの歯の費用を安く抑えるためのポイントについて解説します。
医療費控除を利用する
セラミック治療は、医療費控除の対象となる場合があります。医療費控除とは、1年間（1月1日〜12月31日）に支払った医療費が10万円を超えた場合に受けられる所得控除のことです。
治療費自体が安くなるわけではありませんが、確定申告をすることで税金の一部が還付される場合があるため、経済的な負担を軽減することができます。医療費控除を利用するためには領収書が必要となるので、確定申告まで紛失しないように注意しましょう。
ハイブリッドセラミックを選択する
セラミックのなかにはいくつか種類がありますが、レジンとセラミックを混ぜているハイブリッドセラミックを選ぶと費用を抑えられます。
レジンが含まれているため経年劣化によって変色しやすいという点はデメリットですが、審美性の高いオールセラミックやジルコニアと比較すると値段は安いです。治療費を抑えることを優先する場合は、ハイブリッドセラミックを検討するのもひとつの方法です。
デンタルローンを利用する
デンタルローンとは、歯科治療に限定されたローンです。歯科治療にかかる費用を金融機関や信販会社が立て替えて支払い、患者さんは金利や手数料を含めた金額を分割して返済していきます。
治療費自体を安くすることはできませんが、分割して支払うことができるため、支払いの負担を軽減できます。
ただし、デンタルローンには審査があります。審査に通らないと利用できません。
まとめ
セラミックの歯の値段は選択する素材によって異なりますが、銀歯やコンポジットレジンに比べると高額になります。セラミックの歯は保険が適用されず、作製に手間がかかるため高額になるのです。また、材料費が高いことも、セラミックの歯が高額な理由です。
費用は高額ですが、多くの方に選ばれるのには理由があります。セラミックの歯は見た目が美しく、むし歯になりにくいことから多くの方に選ばれているのです。
セラミックの歯にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴と値段が異なるため、歯科医師に相談のうえ、ご自身に合った素材を選択しましょう。
セラミック治療を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、気軽に通える歯医者を目指して虫歯・歯周病治療や小児歯科、ホワイトニング、入れ歯治療、インプラントなどを行っています。ホームページはこちら、 Web診療予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。