歯ぎしりがもたらすインビザラインへの影響!改善方法も解説!

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歯ぎしりがもたらすインビザラインへの影響!改善方法も解説!

こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。

  • 歯ぎしりがもたらすインビザラインへの影響!改善方法も解説!

歯ぎしりは無意識にしてしまうことが多いです。歯や顎に負担をかけるため、できれば改善したいと考えている方は多いのではないでしょうか。

長期間歯ぎしりをすることで、かみ合わせが悪くなったり、上顎前突(出っ歯)になる可能性もあります。かみ合わせや上顎前突を改善したいと矯正治療を調べて、インビザラインに興味が沸いた方もいるのではないでしょうか。

インビザラインとは、マウスピースを1日22時間装着することで歯を矯正する方法です。歯ぎしりをしていてもインビザラインを選択することはできるのでしょうか。

この記事では、歯ぎしりの改善方法や歯ぎしりによるインビザラインへの影響について解説していきます。歯ぎしりをする習慣のある方やインビザラインを検討中の方、治療中の方など、ぜひ参考にしてみてください。

 

歯ぎしりとは?

歯ぎしりと聞いて思い浮かべるのは、無意識に歯と歯をすりあわせる行為ではないでしょうか。歯と歯をすり合わせる行為のほかに、歯を強く噛みしめる食いしばりも、歯ぎしりの一種です。

歯ぎしりには3つの種類があります。

 

・グラインディング:上下の歯をすり合わせる動作
・クレンチング:上下の歯を強く噛み合わせる動作
・タッピング:上下の歯をカチカチと噛み合わせる動作

 

覚醒している状態で無意識に行っていることもあれば、睡眠中に行っていることもあります。

歯ぎしりをすると、歯が動いて噛み合わせが悪くなる、顎関節症になる、歯茎に負担をかけるなど、さまざまな悪影響があります。肩こりや頭痛など、全身にも影響が及ぶこともあるでしょう。

 

歯ぎしりの原因とは?

歯ぎしりの原因として、ストレスや歯の噛み合わせの悪さ、生活習慣、睡眠の質があげられます。それぞれ詳しく解説していきます。

 

ストレス

歯ぎしりとストレスには深い関係があるとされています。歯ぎしりをするとドーパミンというホルモンが分泌されます。

ドーパミンは幸せホルモンとも呼ばれており、ストレスを解消する効果が期待できます。つまり、歯ぎしりによってドーパミンを分泌して、ストレスを解消しようとするのです。

そのため、ストレスを強く感じている時ほど、歯ぎしりをする傾向があります。

ストレスを解消することが歯ぎしりの一番の解決策ですが、難しい場合は他のストレス解消方法を見つけましょう。ヨガやストレッチなどの運動をする、趣味に時間を使う、瞑想するなど、自身に合った方法を取り入れてください。

 

噛み合わせの悪さ

噛み合わせが合っていないことで、噛み合わせを調整しようと無意識に歯ぎしりをしてしまうことがあります。新しい詰め物を入れたときも、噛み合わせを調整しようと歯ぎしりする方がいます。

 

生活習慣

過度のカフェイン摂取や飲酒、喫煙などの習慣が、歯ぎしりにつながると考えられています。歯ぎしりを改善したいと考えた時は、歯ぎしりのみに注目するのではなく、自身の生活習慣を見直すことも必要です。

 

睡眠の質

睡眠の質が低いと、歯ぎしりの原因になることがあります。睡眠は脳や体を休めるために非常に重要です。脳や体が十分に休まっていないと疲労・ストレスが蓄積され、歯ぎしりにつながるのです。

睡眠の質が低下する要因は、寝るときの姿勢が悪いことや枕が合っていないこと、静かな場所でないことなどが挙げられます。飲酒や喫煙、過剰なカフェイン摂取も睡眠の質を低下させるでしょう。

 

歯ぎしりがもたらす歯や顎の影響

  • 歯ぎしりがもたらすインビザラインへの影響!改善方法も解説!

長期間歯ぎしりを行うことで、歯がすり減る・欠ける、顎関節症になるなど、さまざまな影響を及ぼします。一つずつ確認しましょう。

 

歯がすり減る

歯ぎしりによって歯の表面がすり減り、噛み合わせる部分が平らになることがあります。歯が平らになると噛み合わせが不安定になり、顎にも負担がかかるようになるでしょう。

歯ぎしりによって歯がすり減り続けると、歯の神経が表面に出てきてしまうこともあります。通常、象牙質とエナメル質に覆われている部分が露出するので、痛む・しみる症状が現れるかもしれません。

 

詰め物や被せ物が取れる・割れる

歯に詰め物やかぶせ物をしている場合、そこに力が加わることで詰め物が取れたり、かぶせものが割れるケースもあります。

歯ぎしりによって歯にかかる力は、日中より夜間の方が強いとされています。寝ている間の歯ぎしりは、歯のエナメル質まで削るほどの負荷をかけます。睡眠中に歯ぎしりを行う場合、マウスピースを装着して歯を保護するとよいでしょう。

 

顎関節症になる

歯ぎしりは、歯だけでなく顎にも負担をかけます。顎に負担がかかり続けると、顎関節症になるリスクが高くなります。

顎関節症になると、顎を動かすときに痛みが出たり、音が鳴ったりします。口を大きく開けることが難しくなる方も多いです。食べる、会話するなど、日常生活に支障が出るでしょう。

 

歯茎に炎症が起こる

歯ぎしりは、歯や顎だけでなく歯茎へも負担をかけます。歯茎に負担がかかると、歯周ポケットが深くなったり、歯周病が進行する可能性もあるでしょう。

 

歯ぎしりがもたらすインビザラインへの影響

インビザラインのアライナーの厚みは0.5mmほどでとても薄いため、歯ぎしりによって破損するリスクがあります。強い力で歯ぎしりや食いしばりが行われることで、その部分が薄くなって穴があくことが多いです。変形することもあるでしょう。

破損した破片で口の中が傷つく危険もあるため、注意が必要です。

破損の程度によっては修理して使えることもありますが、作り直しが必要な場合もあります。新しいアライナーが届くまでの期間は歯の移動が進まないので、治療期間が予定より長くなるでしょう。

また、歯ぎしりによって歯の向きが変わったり、歯が移動したりすることもあります。当初の計画通りに治療が進まないことも考えられるのです。

うまく治療が終了しても、歯ぎしりの癖が改善されていない場合、後戻りが起こりやすいです。後戻りとは、治療後に再び歯並びが乱れる現象のことです。

歯ぎしりをしている方がインビザラインで矯正治療を受けられるかどうかは、歯科医師が判断します。気になる方は一度相談しましょう。

 

歯ぎしりでマウスピースが破損したときは

歯ぎしりでマウスピースが破損してしまった場合、継続して装着することはやめましょう。破損した部分や破片で、口の中を傷つけてしまう可能性があります。

破損した場合は、治療を受けている歯科医師に相談しましょう。破損の状況によって、修理するか作り直しするかを判断します。

修理する場合、破損前のマウスピースよりも強度が低くなっています。再度破損する可能性があるということを理解しておきましょう。

修理する場合も作り直しする場合も、アライナーが到着するまでの期間は歯の移動が進みません。治療期間が長引くので、破損しないように注意する必要があります。

 

インビザライン矯正中の歯ぎしりを改善する方法はある?

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歯ぎしりの治療でよく知られているのが、睡眠時のマウスピースです。

しかし、インビザライン治療中は1日22時間アライナーを装着しないといけないため、歯ぎしり用のマウスピースを使用することができません。そのため、ほかの方法で歯ぎしりを改善する必要があります。

 

ストレスを軽減・解消する

歯ぎしりの原因であるストレスを軽減・解消しましょう。運動や趣味など、自身に合ったリラックス方法を見つけて、ストレスを溜めないように生活してください。

 

噛み合わせの力を緩和する

歯ぎしり・食いしばりによるアライナーや歯、顎、歯茎への負担を軽くするために、かみ合わせの力を緩和する方法を実践してみましょう。歯と歯の間にすき間を作ることを意識してください。

強く噛み締めていると気づいた時や、歯ぎしりをしていると気づいた時は、やめることが重要です。タイマーをセットして定期的に確認するなど、少しずつ改善しましょう。

 

まとめ

今回は、歯ぎしりと、歯ぎしりがもたらすインビザラインへの影響について解説しました。

歯ぎしりをしていてもインビザライン治療が受けられるかは歯科医師が判断しますが、治療が可能な場合でも自身で注意する必要があります。歯ぎしり・食いしばりを改善しながら、安全に治療を受けましょう。

インビザライン治療を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。