茨城県取手市のJR常磐線取手駅に直結、茨城県取手市中央町の歯医者「取手iセンター」のオフィシャルブログ一覧です。インプラント治療や矯正歯科、審美歯科など歯科に関する情報だけでなく、日常のさまざまな発見や皆さまにお知らせしたいことを発信していきますので、ぜひご覧ください。
インプラント治療で歯がない期間の対応と注意点を解説!
こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。
「インプラント治療では歯がない期間があるって本当?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。インプラント治療で歯がない期間があるのは事実です。
しかし、完全に歯がない状態で過ごさなければいけないわけではありません。
今回は、インプラント治療で歯がない期間について解説します。「インプラント治療を受けたいけど、歯がない状態で過ごさなければいけないのだろうか」と心配されている方は、ぜひ参考にしてください。
インプラント治療で歯がない期間はあるのか
冒頭でもお伝えしたとおり、インプラント治療で歯がない期間があるのは事実です。上部構造の土台となるインプラント体を顎の骨に埋め込んだあとに、顎の骨とインプラント体が定着するための期間を設ける必要があるからです。 インプラント体が顎の骨としっかりと結合することで、インプラントによる歯や顎のトラブルを防げます。上部構造を取り付ける前に、しっかりとした丈夫な土台を作らなければならないのです。
インプラント体が顎の骨と結合するまでの時間のことを、待機期間といいます。
インプラント治療で歯がない期間
インプラント治療で歯がない期間は、インプラント体が顎の骨と結合するまでの待機期間です。待機期間は患者さまによって異なりますが、約2〜6か月とされています。
顎の骨に厚みがあって丈夫な方のほうが、待機期間が短い傾向にあります。インプラント体を埋め込むには顎の骨の厚みが不十分で骨造成を行う場合や、埋め込むインプラント体の本数が多い場合は、待機期間が長くなりやすいです。
インプラント治療の流れ
インプラント治療の具体的な治療の流れは、以下の5ステップです。
①問診・カウンセリング
②術前検査
③インプラント手術
④待機期間
⑤被せ物の型取り・装着
それぞれ順番に解説します。
①問診・カウンセリング
まずは、問診とカウンセリングを受けましょう。患者さまが困っていることや、治療後の希望などをヒアリングします。
症状や治療歴を聞き取りつつ、仕事やプライベートの生活状況も考慮して、今後の治療方針を相談してください。
②術前検査
次に、術前検査で歯や顎の状態を確認します。具体的には、歯科医師による口腔内の診察や、レントゲン撮影などが行われるでしょう。
検査結果をもとに、治療内容を決定します。
③インプラント手術
インプラント手術には、1回法と2回法の2種類の方法があります。口腔内の状況に合わせて、適切な方法を提案されるでしょう。
1回法と2回法で少し手順が変わりますが、大まかな手順は同様です。
麻酔後に歯茎を切開し、顎の骨にドリルで穴をあけてインプラント体を埋め込み、歯茎を縫合して終了です。
④待機期間
インプラント手術が終了したら、待機期間に入ります。埋め込んだインプラント体と顎の骨の結合を待つ期間です。
待機期間中は歯がありません。2回法の場合は、待機期間のあとに再び手術を行います。
⑤被せ物の型取り・装着
顎の骨とインプラント体が結合したら、型取りをして被せ物を取り付けます。天然歯のような見た目を手に入れることができ、耐久性にも優れたセラミックで人工歯を作ることが多いです。
噛み合わせなどの最終調整をしたら、治療完了です。
インプラント治療で歯がない期間はどうする?
「インプラント治療で歯がない期間はどのように過ごせばいいの?」という疑問が生まれるのではないでしょうか。
インプラント治療で歯がない期間は、仮歯を装着して生活します。埋め込んだインプラント体の上に仮歯を取り付ける場合や、専用の接着剤で隣の歯に仮歯を取り付ける場合があります。
部分的に入れ歯を作成することもあるでしょう。
インプラント治療で歯がない期間に仮歯を入れる理由
インプラント治療で歯がない期間に仮歯を入れる理由は、以下のとおりです。
・見た目を自然に保つため
・滑舌を保つため
・歯並びや噛み合わせを保つため
・歯茎の痛みを軽減するため
それぞれ順番に解説します。
見た目を自然に保つため
仮歯を装着する理由のひとつは、インプラント治療中であることが目立たないようにするためです。仮歯を入れることで、自然な見た目を保てるでしょう。
当然ですが、仮歯を入れなければ歯がありません。歯がない姿を見られたくないと思う方も多いのではないでしょうか。
仮歯をつければ、見た目を気にせず過ごせるでしょう。
滑舌を保つため
歯がない状態だと、話しにくい、うまく発音できないなど、日常生活でストレスを感じる可能性があります。
仮歯を入れればスムーズに発声できるため、ふだんに近い滑舌で話せるでしょう。
歯並びや噛み合わせを保つため
仮歯は、歯並びや噛み合わせを保つ役割も果たします。歯がない状態で過ごすと、あいたスペースを埋めるように隣の歯が移動することがあり、歯並びが悪くなります。
歯が移動すると噛み合わせも変わるため、仮歯を入れる必要があるのです。
痛みを軽減するため
インプラント手術後の傷口に刺激が加わると、痛みが生じることがあります。仮歯で傷口を覆うことで、痛みを軽減できるのです。食事や歯磨きがしやすくなるでしょう。
インプラント治療で歯がない期間の注意点
インプラント治療で歯がない期間に注意すべきことについて解説します。
主な注意点は、以下の3つです。
・仮歯に強い力を加えない
・硬いものを食べない
・口腔内を清潔に保つ
それぞれ順番に解説します。
仮歯に強い力を加えない
仮歯に強い力が加わらないように注意してください。仮歯が外れる、破損するなどのトラブルにつながる恐れがあるからです。
仮歯はあくまでも仮に装着するもので、天然歯や被せ物とは違います。強い力がかかると破損する可能性があるため、注意して使用しましょう。
例えば、歯磨きのときに強く擦らないなど、強い力を加えないようにしてください。
また、インプラント体が顎の骨と結合していない不安定な状態で強い力が加わると、うまく定着できなくなる可能性があります。仮歯の破損だけでなく、治療にも支障をきたす恐れがあるため注意してください。
硬いものを食べない
仮歯を装着しているときは、硬いものを食べないように気をつけましょう。硬いものを噛んだときに、強い圧力がかかって仮歯が破損する可能性があります。
インプラント手術で切開した歯茎の痛み・腫れが強くなる可能性もあります。傷口に負担をかけないためにも、硬いものを食べることは避けましょう。
口腔内を清潔に保つ
仮歯を使用している期間は、口腔内を清潔に保つことが重要です。仮歯の周囲に食べカスが溜まって不潔な状態になると、感染症のリスクがあるため注意しましょう。
インプラント手術後の口腔内は、傷口があって繊細な状態です。傷口から感染して炎症を起こすと、インプラント治療に悪影響を及ぼすでしょう。
特に、仮歯の周りは丁寧に歯磨きしてください。デンタルフロスなども使って、いつもより清潔に保ちましょう。
まとめ
今回は、インプラントで歯がない期間について解説しました。
インプラント治療では、一般的に2〜6か月ほど歯がない待機期間があるため、仮歯を入れて過ごします。仮歯を入れているときは、仮歯や傷口へ負担をかけないように注意しましょう。
丁寧に歯磨きをして、口腔内を清潔に保つことも重要です。傷口が細菌に感染すると、インプラント治療に悪影響を及ぼします。
最悪の場合、顎の骨とインプラント体の結合が進まず、インプラント体の抜去が必要になるかもしれません。インプラント治療で歯がない期間は、患部への刺激を避け、口腔内を清潔に保って過ごしましょう。
インプラント治療を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。