茨城県取手市のJR常磐線取手駅に直結、茨城県取手市中央町の歯医者「取手iセンター」のオフィシャルブログ一覧です。インプラント治療や矯正歯科、審美歯科など歯科に関する情報だけでなく、日常のさまざまな発見や皆さまにお知らせしたいことを発信していきますので、ぜひご覧ください。
インプラントには保証はあるの?適用条件や期間について詳しく解説!
こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。
インプラントは、保険適応外のため高額治療です。治療を決断する前に保証について気になる方は少なくありません。「インプラントの保証制度を知りたい」「適用条件はある?」「何年保証?」などと、考える方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、インプラントの保証について、条件や範囲などを解説します。治療前にポイントを押さえて、納得できるまで歯科医と話し合い、金銭面でも納得して治療を受けましょう。
インプラントの平均寿命
インプラントの平均寿命は10〜15年です。部分入れ歯の平均寿命は4〜5年、ブリッジの平均寿命は7〜8年のため、インプラントの平均寿命は長いことが分かるでしょう。
特に、下記のことをしっかりと守っている方は、インプラントの治療後も長く使用できます。
- セルフメンテナンスを怠らない
- 注意事項を守って生活を送っている
- 定期的に歯科医院にメンテナンスに行っている
しっかりと手入れして歯科医院でメンテナンスを受けることで、インプラントの寿命は長くなるでしょう。
インプラントに保証はある?
とはいえ「しっかりとメンテナンスをしていてもトラブルが起きたらどうしよう」と、不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現在、日本で使用されるインプラントメーカーの多くは保証がついています。歯科医院でも保証制度を設けているところは少なくありません。再手術が必要になった場合でも、一定の条件を満たしているのであれば無料で新しいインプラントに交換したり、手術を受けたりすることが可能です。
インプラントに保証がある理由とは?
多くの歯科医でインプラントに保証がある理由は、次のとおりです。
- インプラントの治療は長期に及ぶ
- インプラントは治療後長く使い続ける
- 万が一不具合が起きた場合でもすぐに対応できる
- 保証があることで安心して治療を決断できる人も多い
インプラントは、治療が完了するまでに一般的に3か月〜1年かかります。その間、インプラントと骨が結合しているか、経過観察時期も必要です。
また、インプラントを入れると、長期にわたって使用します。どんなにメンテナンスをしていても、破損したりトラブルが起こったりすることも考えられるでしょう。加えて、インプラントは保険適応外の治療で、高額の治療費を払います。保証がついていることで、安心して治療を決断できる方が多いのです。
インプラントの保証内容は?
インプラントの保証内容は、インプラントのメーカーや歯科医院によって異なります。例えば、次のケースが考えられるでしょう。
- 歯科医院独自の保証内容を設けている
- インプラントメーカーが保証内容を設けている
- 第三者機関が保証内容を設けている
歯科医院によっては独自の保証内容を設けておらず、インプラントメーカーや第三者機関の保証を適用しているケースもあります。保証内容は異なりますので、保険内容を確認することが大切です。
インプラントの保証適用の条件
上記でも触れたとおり、一定の条件を満たしている場合のみに保険適用されます。あとでトラブルにならないためにも、インプラントが保証適応になるケースとそうでないケースがあることを覚えておきましょう。
歯科医院では、治療前に契約書を交わす場合が少なくありません。細かい保証適用の条件は契約書に書かれていますので、しっかりと確認しましょう。
本項目では、一般的に保証が適用される条件とされない条件について解説します。
インプラントの保証が適用されるケース
インプラントの保証適用は、医院によって異なりますが、一般的に下記のケースで適用されることが多い傾向にあります。
- 保険適用内である
- 定期的にメンテナンスに通院している(施術を受けた医院)
- 禁煙している(以前喫煙者だった場合)
- 食事中など、日常生活の範囲以内でインプラントが破損、もしくは脱落した
保証適用の期間中に、食事中に破損したなどのトラブルがあった場合、修理もしくは作り直しが可能です。
インプラントの保証が適用されないケース
一般的に、インプラントの保証が適用されないにケースは、下記のとおりです。
- 保証対象外の歯科医院で治療を受けた
- 施術後にメンテナンスを怠っていた
- 事故などの突発的な出来事が起こった
- 喫煙・セルフメンテナンスを怠るなど医師の指示を守らなかった
メンテナンスのために定期的に通院するのを怠ったり、自宅でのセルフメンテナンスを怠ったりするなど、施術後の管理ができていない場合は保証適用になりません。また、事故など、予期せぬトラブルに巻き込まれてケースでも、適用外になっていることが多いので確認しましょう。
インプラントの保証範囲
インプラントの保証範囲は大きく分けて2つあります。一般的な保証範囲は、下記のとおりです。
- 「インプラント体(骨に埋め込む土台)」
- 「インプラント上部(人工歯)」
トラブルが起こっているのが、歯槽骨(顎の骨)に埋め込まれている土台の部分か人工歯の部分かによって、保証期間が異なる場合が多いでしょう。
インプラントのトラブルの理由の多くは「人工歯の破損」です。そのため、インプラント体に比べて、インプラント上部の保証期間は短い傾向にあります。
インプラントの保証期間
一般的にインプラントの保証期間は、5〜10年です。保証期間や内容は、以下のように歯科医院によって異なります。
- パターン1:5年以内は無料保証だが、5年以降は有料保証になる
- パターン2:インプラント体とインプラント上部の保証期間が異なる
- パターン3:5年までは全額保証、5〜7年は75%保証、7〜10年は50%保証される
上記は、あくまでも一例です。「10年保証」と書かれていても、有料保証の場合や一部自己負担の制度を設けているケースも珍しくありません。納得して治療を受けるためにも、期間についての詳細を確認しておくことが大切です。
そのほかにチェックしておくべきこと
インプラント保証期間や条件のほかにも、下記のことをチェックしておくと、万が一、インプラントに問題が起きた場合でも安心して対応できます。また、保証の質問に対して曖昧な返事をせずに、しっかりと説明してくれる歯科医を選ぶなら、金銭面でのトラブルが起こる確率も少なくなるでしょう。
いつから保証が適用されるか
インプラントの保証は、いつから適用されるか確認しておきましょう。例えば下記のケースが考えられます。
- インプラント体(骨に埋め込む土台)を埋め込んだ直後
- 人工歯を装着した直後
歯科医院やインプラントメーカーによっては保証が適用される日に「インプラント保証書」を渡すことがあります。保証書には、適応開始日や期間についての詳細が記載されていますので、しっかりチェックしましょう。
保証の回数
保証回数についても、確認しておくことが大切です。保証対応回数についても、歯科医院によって次のように異なります。
- 期間内であれば無制限で適用される
- 限度額に達するまで適用される
- 1回の再治療のみ適用される
インプラントの再治療を何度も行う可能性は低いため、1回の保証がついているだけでも十分だといえます。
しかし、万一のために、回数についてもチェックしておきましょう。
保証費用があるか
保証費用の内容や金額について確認することも大切です。歯科医院によっては、有料でオプションをつけているケースも珍しくありません。例えば、次のケースがあります。
- 「加入型の有料保証」と「無料保証」がある
- 歯科医院が「全額負担」するケースと「一部自己負担」のケースがある
有料保証で「ガイデント」という保証期間を利用する場合、提携歯科医院であれば保証が受けられるメリットがあります。引越し予定の方や転勤予定の方など、10年間同じ歯科医院でメンテナンスを受けるのは難しい状況にある方でも安心して保証を受けられるでしょう。
インプラントのセルフメンテナンス方法
保証内容についてしっかりと確認することは大切ですが、最も重要なことは「インプラントを良い状態に保つこと」です。セルフメンテナンス方法について、歯科医院や歯科衛生士に確認し、正しい方法を身につけましょう。
また、インプラントを長持ちさせたいのであれば、禁煙をおすすめします。喫煙は、ニコチンの影響で歯ぐきの血行が悪くなり、免疫力が低下します。さらに、インプラント歯周炎を発症する確率が高くなります。
セルフメンテナンスがきちんとできていないと、保証が適用されません。しっかりとメンテナンスしましょう。
まとめ
今回は、インプラントの平均寿命や保証期間について解説しました。
インプラントの保証期間は歯科医院によって異なりますが、定期的なメンテナンスを行うことで保証が適用されることが多いでしょう。インプラントを検討している方は、この記事を参考に納得できるまで歯科医院に相談してみましょう。
インプラントを検討している方や保証期間についてご質問がある方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。