インプラント手術は痛いのか？痛みに対する対処法も解説！

こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。

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「インプラント手術を受けたいけれど、痛みが心配で勇気が出ない…」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

一般的に、インプラントの痛みとは手術後の痛みを指している場合がほとんどです。インプラント手術は麻酔を使用して行うため、手術中の痛みはほとんどありません。

今回は、手術中と手術後の痛みや、痛みに対する対処法について解説していきます。インプラント手術の痛みについて事前に知ることで、漠然とした恐怖感から開放されます。この記事を参考にインプラント手術への抵抗感を軽減し、健康的な歯を手に入れましょう。

 

手術中の痛み

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インプラント手術は麻酔を使用して行うため、手術中の痛みはほとんどありません。麻酔の注射を行う時にチクッとした痛みを感じる場合がありますが、麻酔が効いてしまえば治療の振動や押されている感覚が残る程度です。

麻酔の効きが悪い体質の方や、手術が長引いて麻酔が切れた場合には、即時に麻酔薬を追加するなどの対応ができます。

また、麻酔によって痛みを抑えられても、手術の音、振動や雰囲気などで恐怖を感じる方には、静脈内鎮静法という点滴麻酔があります。これは、全身麻酔とは異なり、心身をリラックスした状態にさせ、呼びかけにも答えられるように麻酔薬の量を調整する方法です。手術への恐怖心が強い方に向いているといえるでしょう。

手術に関する不安は、事前に歯科医師へ相談することで個々に合わせた対応をしてもらえるため、手術中の痛みに関しては心配しなくてもよいでしょう。

 

手術後の痛み

 

インプラント手術の痛みは、術後3日～1週間ほどで改善していきます。ここからは、痛みを以下の3つの段階に分けて解説していきます。

• 麻酔が切れたときの痛み
• 抜糸するときの痛み
• 抜糸後の痛み

ひとつずつ詳しくみていきましょう。

 

麻酔が切れたときの痛み
インプラント手術は、麻酔が切れると徐々に痛みが出現する場合がほとんどです。インプラント手術には、歯茎の切開や縫合などの外科的処置が行われるため、麻酔が切れるとどうしても痛みが出現してしまいます。

痛みの程度としては、手術後に歯科医院から処方される鎮痛剤で抑えられる程度のため、大きな心配をする必要はないでしょう。
 

抜歯するときの痛み

インプラント手術で使用する糸は自然に溶けないため、手術後に抜糸が必要です。抜糸の痛みにも個人差があり、「チクチクした痛みを感じて苦痛」という方や「多少の違和感を感じる程度で平気」という方まで、さまざまです。

麻酔が必要な処置ではありませんが、痛みへの不安が強い方は歯科医師に相談してください。

 

抜歯後の痛み

抜糸後まで痛みが残ることはほとんどありません。

しかし、手術した部分に歯ブラシが当たるなどの刺激が加わると、痛みが発生する場合があります。手術した箇所が安定するまでには、4週間程度の時間が必要です。

手術後すぐに強い刺激が加わると、縫い合わせた部分が裂けるなどのトラブルをおこす可能性があるため、4週間程度は、触ったり硬いものを噛んだりして刺激を与えないようにしましょう。

抜糸後は口の中を清潔に保ち、なるべく安静にすることで、徐々に傷が元の状態に戻っていきます。

 

インプラント手術後の痛みを和らげる方法

インプラント手術後の痛みを軽減させる方法は、以下の6つです。

• 柔らかいものを中心とした食事をとる
• 熱いお風呂を避ける
• 運動を控える
• 飲酒・喫煙を控える
• 痛む部分を冷やす
• 手術箇所は歯磨きを避け、うがいで清潔保持する

ひとつずつ解説していきます。

 

柔らかいものを中心とした食事をとる

インプラント手術後の数日間は、柔らかいものを食べましょう。手術した箇所が不安定なまま硬いものを食べると、縫い合わせた部分が裂けたり、傷口から出血したりするおそれがあるからです。お餅やガムなどの粘着性のあるものや、香辛料がたっぷり入った料理などの刺激物も、痛みや出血の原因となります。手術後2～3日はお粥などで食事をし、手術した箇所とは反対側で噛んで傷口を安静に保ちましょう。

また、インプラント手術後2～3時間は、麻酔が効いているため、食事は控えてください。麻酔が効いた状態では、食事の温度を感じられません。熱いものを食べるとやけどをする可能性があります。麻酔が切れるまでは水で水分補給のみするようにしましょう。

 

熱いお風呂は避ける

手術後1～2日は、湯船につからずシャワーで済ませるようにしましょう。体が温まると血流がよくなり、傷口から出血しやすくなったり、痛みを感じやすくなったりするためです。シャワーの温度もいつもよりぬるめに設定するなどして、体を温めすぎないように注意してください。

手術後3日以降は湯船に入ってもよいですが、温度を低めに設定したり、短時間であがったりするなどして入浴しましょう。傷口の治り具合には個人差があるため、入浴して痛みが増強する場合は、シャワー浴に戻して対応してください。

 

運動は控える

インプラント手術後1週間程度は、運動を控えてゆっくり過ごしましょう。血流がよくなり傷口が開きやすくなったり、痛みが発生したりするためです。デスクワーク中心の仕事ならば問題ありませんが、体を動かす仕事も1週間程度は避けましょう。

体を動かす業務を外れられない場合は、長期休暇前にインプラント手術を受けるなどして日程を調整してください。

 

飲酒・喫煙は控える

インプラント手術後に飲酒すると、傷口の治りを悪くする場合があります。アルコールは、血流を促進する働きをもち、血液が固まるのを邪魔するため、傷口の治りを遅らせてしまうからです。さらに、アルコールは、脱水症状を引き起こし、唾液の分泌量を少なくするため、インプラント周囲炎などのトラブルが起きやすくなります。

また、喫煙もインプラント周囲炎のリスクを高めます。タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素が歯茎の免疫力を低下させ、歯茎や骨を痩せやすくすることから、インプラント周囲炎になるリスクが高まるのです。

飲酒・喫煙は、傷口の治りを悪くしたり、インプラント周囲炎のリスクを高めたりするため、インプラント手術後はなるべく控えるようにしてください。

 

痛む部分は冷やす

鎮痛剤を服用しても痛みを感じるときは、痛い部分を冷やしましょう。

インプラント治療から数日間は、手術した箇所が炎症を起こしやすいため、鎮痛剤を服用しても痛みを感じる場合があります。その際は、応急処置として痛む部分の頬に保冷剤をくるんだタオルや解熱シートをあて、ゆっくりと冷やしましょう。痛む部分を直接冷やすと血流が悪くなったり、刺激になったりして痛みが悪化する可能性があるため、注意してください。

 

手術箇所は歯磨きを避け、うがいで清潔保持する

インプラント手術の抜糸までは、手術箇所に歯ブラシが当たらないよう注意してください。歯ブラシが当たると手術箇所を傷つける可能性があり、傷の治りが遅れてしまいます。

歯磨き粉やマウスウォッシュも傷口に刺激を与えてしまいます。抜糸するまでは歯磨き粉を使用せずに全体を歯磨きし、ぬるま湯でうがいするようにしましょう。強くうがいすると傷口への刺激となり、出血の可能性があるため、軽く口をゆすぐ程度にしてください。

 

 

インプラント手術後に痛みが続いたら

 

インプラント手術後に以下のような痛みが続く場合、歯科医院の受診が必要な場合があります。

• 1週間以上痛みが治まらず、徐々に痛みが強くなっている
• 痛み止めが効かないほどの痛みがある
• 上顎のインプラント手術後、鼻血や膿が出る
• 下顎のインプラント手術後、唇のしびれやよだれがみられる

個人差はありますが、一般的に痛みや腫れは手術後3日〜1週間程度で落ち着きます。

しかし、上記のような症状がある場合は、手術部位に問題が生じている可能性があるため、すぐに歯科医院に連絡しましょう。抜糸後に症状が出現した場合も同様です。

歯科医師に痛みについて伝える際は、下記の事項を伝えると痛みの原因特定に役立つ可能性があります。

• 抗生物質の飲み忘れはなかったか
• どのような時に痛みがあるか
• 痛み止めは効くか
• 服用した痛み止めの種類

痛みの原因が軽度の細菌感染の場合は、抗生物質や鎮痛剤の服用で改善が期待できるでしょう。重度の細菌感染を起こしている場合は、インプラントや周りの組織の状態によっては、インプラントを除去し、埋め込みなおすこともあります。

 

インプラント周囲炎の痛みに注意！

 

手術後時間が経っている場合でも、インプラント周囲炎により痛みが出現することがあります。

インプラントは、天然の歯に比べて細菌への抵抗力が弱いため、インプラント周囲炎などの感染症のリスクがあります。インプラント周囲炎は、インプラント周囲の歯周病のような状態で、歯科医院での治療が必要です。

次のような症状が現れた場合はインプラント周囲炎の可能性があるため、歯科医院に相談しましょう。

• インプラント周囲の歯茎が腫れている
• 歯茎から膿や出血がある
• インプラントがぐらついている
• インプラントが脱落した

インプラント周囲炎を予防するためには、毎日の歯磨きを丁寧に行い、口の中を清潔に保つことが必要です。インプラントを長く使い続けるために、歯科医院での定期健診や禁煙などを心がけましょう。

 

まとめ

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今回は、インプラント手術の痛みと対処法について解説しました。

痛いイメージが強いインプラント手術ですが、痛みは麻酔の使用や痛み止めの服用によって抑えられるため、大きな心配はいりません。手術後の過ごし方などで経過が変化してしまう場合があるため、痛みが長引かないような心がけが大切です。

不安が大きいときには歯科医院で相談することで、個別に合わせた対応を得られ安心して手術に臨めます。些細なことでも歯科医院で相談し、リラックスした気持ちで治療を進めていきましょう。

 

インプラントを検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。