インプラント治療がやり直しになることはある?費用も解説!

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インプラント治療がやり直しになることはある?費用も解説!

こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。

 

  • インプラント治療がやり直しになることはある?費用も解説!

インプラント治療は、何らかの理由により歯を失った方にとって、自然な見た目と噛み心地を取り戻すための最善の方法だといえます。 しかし、インプラント治療には歯科医師の高度な技術と経験が必要であり、場合によってはやり直しになることもあります。

 

今回は、インプラント治療がやり直しになる原因やリスク、そして費用について詳しく解説します。インプラント治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 

インプラントとは?

インプラントとは、歯の根っこの部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。インプラントは自分の歯と同じように噛むことができ、見た目も自然で審美性にも優れています。

 

インプラント治療は、歯科医師の技術や経験、患者さまの口腔内の状態や全身の健康状態などによって成功率が変わります。

 

また、インプラント治療にはメリットとデメリットがあるため、治療を受ける前に十分な説明を受けることが大切です。さらに、インプラント治療を受けるには、いくつかの条件を満たしている必要があります。

 

・顎の骨が十分に発達している方
・口腔内の感染症や炎症を起こしていない方
・全身の健康状態が良好な方
・喫煙や飲酒などの生活習慣を改善できる方
・定期的にメンテナンスに通える方

 

上記のような方は、インプラント治療が適しているかもしれません。インプラント治療は、希望すれば必ずしも受けられるというわけではないのです。

 

全身状態が良好で口腔内の問題がなく、さらに顎の骨が十分発達している方が適応となります。喫煙や飲酒などの生活習慣を改善したり、定期的なメンテナンスにきちんと通えたりすることも求められます。

 

インプラント治療がやり直しになることはある?

  • インプラント治療がやり直しになることはある?費用も解説!

インプラント治療は、きちんとケアしていれば半永久的に使えます。人工の歯は経年劣化によって破損するケースも考えられますが、一度埋め込んだ人工歯根(インプラント体)は、トラブルが起こらなければ使い続けることができるといわれています。

 

では、インプラント治療がやり直しになることはあるのでしょうか。先述したように、インプラント治療は、人工歯根であるインプラント体を埋入することで失った歯を補う方法です。

 

人工歯根は顎の骨に埋め込まれ、その上に人工の歯が取り付けられます。インプラント治療は高い成功率を誇る治療法とされていますが、以下のような場合にやり直しになることがあります。

 

インプラント治療がやり直しになる原因は、大きく分けて以下の4つです。

 

・人工歯根と骨の結合不良
・インプラント周囲炎
・人工歯やアバットメントの不具合
・手術後の継続した腫れや痛み

 

それぞれ解説します。

 

人工歯根と骨の結合不良

人工歯根は、顎の骨としっかり結合して固定されなければなりません。

 

しかし、手術時の感染や骨の量・質の不足、人工歯根の選択や配置のミスなどによって、結合が不十分になることがあります。この場合、人工歯根がぐらついたり抜けたりする可能性があるでしょう。

 

人工歯根が安定しない場合は、抜去して骨を再生させた後、再度埋め込む治療が必要です。

 

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、人工歯根の周りにある歯肉や骨が炎症を起こしている状態です。口腔内の細菌や歯垢などが原因で発生します。 インプラント周囲炎は、早期に発見すれば歯ブラシやフロスなどで清潔を保つことで改善できますが、放置すると骨が溶け人工歯根が不安定になります。やがて人工歯根がぐらつき、抜け落ちることもあるでしょう。

 

この場合も、人工歯根を抜去して骨を再生させた後、再度インプラント体を埋め込まなければなりません。

 

人工歯やアバットメントの不具合

インプラントは、3つのパーツで成り立っています。顎の骨に埋め込む人工歯根、人工歯根と人工歯をつなげるアバットメント、上部構造である人工歯の3つです。

 

特に、アバットメントや人工歯は、噛み合わせや見た目に大きく影響します。この部分に問題が発生すると、治療がやり直しになるかもしれません。

 

例えば、人工の歯が割れたり欠けたりした場合や、アバットメントが外れたり曲がったりした場合などが挙げられます。人工歯やアバットメントに不具合がみられた場合は、交換する必要があります。

 

手術後の継続した腫れや痛み

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科的手術が必要です。手術後には痛みや腫れなどの症状がみられますが、これらは通常数日でピークを迎え、1~2週間もすると落ち着きます。

 

しかし、時間が経過してもなかなか改善しない場合もあるでしょう。手術による神経や血管の損傷、手術部位の感染や炎症などが考えられます。インプラントが隣り合う歯の神経に接しているケースもあるでしょう。

 

いずれにしても、痛みや腫れが長引くときは、歯科医師に相談しましょう。

 

インプラント治療のやり直しにかかる費用

インプラント治療のやり直しにかかる費用は、インプラントの種類・数・方法、やり直しとなった原因、歯科医院の設備や技術などによって異なります。

 

また、インプラント治療には、保証期間が設けられていることが多いです。治療からどのくらい経過しているのかによっても、何割程度負担するのか変わってくるでしょう。

 

例えば、治療後すぐであれば無償、治療から数年経っているが保証期間内であれば無償に近い金額、10年以上経っていれば自費など、歯科医院によって設定しています。

 

しかし、保証期間内であっても、定期的なメンテナンスに通っていなかった、ケアを怠っていたという場合には、保証の対象とならないことがあります。万が一のときに保証を受けるためにも、定期的なメンテナンスは欠かせません。

 

保証内容は歯科医院によって異なるため、事前に詳しく確認しておくと安心でしょう。

 

インプラント治療のやり直しを防ぐためには

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インプラント治療のやり直しを防ぐためには、以下のことに注意する必要があります。

 

・定期的にメンテナンスに通う
・自宅でのケアを怠らない
・生活習慣を改善する

 

それぞれ見ていきましょう。

 

定期的にメンテナンスに通う

インプラント治療後は、定期的にメンテナンスに通うことが重要です。インプラントの状態や周囲の歯肉・骨の健康状態などをチェックし、必要に応じてクリーニングや調整を行います。

 

メンテナンスに通うことで、トラブルの早期発見・早期対処が可能になります。インプラントの寿命を延ばすことにもつながるでしょう。

 

自宅でのケアを怠らない

次に、自宅でのケアをしっかり行うことも大切です。インプラント治療後は天然の歯と同じように、毎日の歯磨きやフロスによって、口腔内を清潔に保つ必要があります。

 

また、歯間ブラシやマウスウォッシュなどを使い、インプラント周囲の隙間や溝に溜まった食べカスやプラークを除去することも欠かせません。

 

自宅でのケアが十分に行えていないと、インプラント周囲炎や歯周病などの感染症を引き起こします。インプラントの支えとなる骨が溶け、やり直しもできなくなる可能性があるのです。

 

生活習慣を改善する

インプラント治療後は、喫煙や過度の飲酒といった生活習慣にも気をつける必要があります。喫煙は血流を悪化させ、インプラントの組織の修復を妨げるほか、口腔内の細菌バランスを乱して感染症のリスクを高めます。

 

過度の飲酒は口腔内の乾燥や細菌の増殖を引き起こし、インプラントの健康に悪影響を及ぼします。また、硬いものや粘着性の高いものなど、インプラントに負担をかけるようなものも避けるようにしましょう。

 

まとめ

今回は、インプラント治療がやり直しになることがあるのかどうか解説しました。インプラント治療がやり直しになる原因や対処法、費用についても理解できたでしょうか。

 

インプラント治療は、歯科医師による高度な技術を要する医療行為であるため、信頼できる歯科医院を選ぶことが非常に重要です。また、治療後のメンテナンスも欠かせません。

 

定期的なメンテナンスはもちろん、自宅でのケアもしっかりと行いましょう。

 

インプラント治療を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。