インビザラインで噛み合わせ治療は可能?悪化リスクや違和感の対処法

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インビザラインで噛み合わせ治療は可能?悪化リスクや違和感の対処法

こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。

  • インビザラインで噛み合わせ治療は可能?悪化リスクや違和感の対処法

「インビザライン矯正中に噛み合わせが悪くなった」「このまま噛み合わせの違和感が続いたらどうしよう」など、インビザライン矯正中に噛み合わせで悩んでいる方もいるでしょう。歯を動かすことで生じた違和感なら、治療を進めていけば改善されます。

ただし、マウスピースの装着時間を守れていない場合やマウスピースが変形・破損している場合は、噛み合わせの違和感が悪化するリスクがあります。

今回は、インビザライン矯正で噛み合わせの治療は可能なのかについて解説します。噛み合わせが悪化する原因や対処法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

正しい噛み合わせとは

正しい嚙み合わせとは、以下の条件が揃っている状態です。

 

・上下の前歯の中心(正中)が揃っている
・口を閉じた時に上の前歯が舌の前歯を覆う
・上の前歯が下の前歯を2~3mmほど覆う
・上の前歯と下の前歯の隙間は5mm以下
・両側の奥歯で均等に噛める
・口を閉じられる

 

上記に当てはまらない場合は、噛み合わせが悪いかもしれません。噛み合わせが悪いとさまざまなリスクがあるので、違和感を覚えたら担当の歯科医師に相談するとよいでしょう。

 

インビザラインで噛み合わせは治療できる?

  • インビザラインで噛み合わせ治療は可能?悪化リスクや違和感の対処法

インビザラインでは、歯並びはもちろん噛み合わせも改善できます。インビザライン矯正では、専用のソフトを使用して治療後の歯並びをシミュレーションします。正しい噛み合わせになることも考慮しながら治療計画を立てます。

インビザライン矯正中は、1日20時間以上マウスピースを装着して歯を移動させます。1〜2週間に一度の頻度でマウスピースを交換しながら、歯並び・噛み合わせを整えます。

噛み合わせも整えたい場合は、アタッチメントを歯につけることもあるでしょう。マウスピースによる矯正力を歯にスムーズに伝えるために使用します。

ただし、どのような嚙み合わせでも完璧に治せるわけではありません。インビザラインだけでは治せなくても、ワイヤー矯正を併用すれば治療可能になることがあります。歯科医師と相談しながら、患者様にあう治療法で噛み合わせを整えましょう。

 

インビザライン治療で噛み合わせが悪くなることはある?

インビザライン治療は、歯並びだけでなく噛み合わせの調整も可能な治療法です。治療をスタートする前に、理想的な歯並びだけでなく正しい噛み合わせも考慮するので、噛み合わせが悪化した状態で治療が完了することはないでしょう。

しかし、インビザライン矯正中、一時的に噛み合わせが悪くなったと感じる方もいます。噛み合わせに違和感を覚える原因は、以下のとおりです。

 

歯が移動している

当然ですが、矯正治療では歯を移動させます。治療過程で噛み合わせがずれて、違和感を覚えることもあるでしょう。

矯正治療中に感じる嚙み合わせの違和感は、インビザライン特有のものではなくどのような矯正治療を受けても生じる可能性があります。歯が動く過程で感じる違和感は一時的なもので、治療完了時には改善されるでしょう。

 

マウスピースの装着時間を守っていない

インビザライン治療では、マウスピースを1日20〜22時間装着する必要があります。装着時間が足りなければ歯が予定通りに動かず、噛み合わせにも影響を及ぼすことがあるのです。

 

マウスピースが変形・破損している

噛み合わせに違和感がある場合、マウスピースの変形や破損が原因となっているかもしれません。マウスピースを熱湯で洗ったり、装着したまま食事をすると変形することがあります。適切に管理しないと破損することもあるでしょう。

マウスピースが変形・破損すると、歯に密着しにくくなります。しっかり密着しないと歯に適切な力が加わらず、歯が計画どおりに移動しません。その結果、噛み合わせにも影響を及ぼします。

 

歯ぎしり・食いしばりの癖がある

歯ぎしりや食いしばりによって歯に強い力が加わると、奥歯が沈むことがあります。噛み合わせに影響を及ぼすだけでなく、マウスピースが変形・破損することもあるでしょう。

 

マウスピースの厚みによる違和感

インビザラインのマウスピースは薄く作られていますが、それでも1枚0.5mmほどの厚みがあります。上下の歯にマウスピースを装着すると1mmほどの厚みになるので、違和感を覚える方もいるでしょう。

マウスピースの厚みが原因で噛み合わせが悪くなったと感じるだけなら、治療を進めていくうちに嚙み合わせが整うため問題ありません。

 

インビザライン治療で噛み合わせに違和感がでたときの対処法

  • インビザラインで噛み合わせ治療は可能?悪化リスクや違和感の対処法

インビザライン治療中に噛み合わせに違和感が出た時の対処法は、以下の通りです。

 

担当の歯科医師に早めに相談する

マウスピースの装着時間や装着方法を守っているにもかかわらず嚙み合わせに違和感がでたら、担当の歯科医師に早めに相談しましょう。歯科医師に歯の動きや噛み合わせの状態をチェックしてもらえば、適切な処置を受けられます。

噛み合わせの状態によっては、マウスピースを作り直さなければならないケースもあります。自己判断で放置しないようにしましょう。

 

マウスピースの装着時間を見直す

マウスピースの装着時間が守られていないと、治療計画通りに歯を動かすことができず、噛み合わせにも影響を及ぼします。インビザライン矯正中に嚙み合わせに違和感を覚えたら、装着時間が守られているのか確認しておきましょう。

インビザラインのマウスピースは1日20〜22時間装着する必要があります。歯磨きや食事の時以外は装着し続けなければなりません。

紛失しても問題ないように予備のマウスピースを持ち歩く、間食を控えてマウスピースを装着する時間を確保するなど、装着時間を守るために工夫して過ごしましょう。取り外しが可能なため患者様自身の自己管理が求められる治療方法ですが、工夫次第で快適に治療を進められます。

 

破損・変形している場合は使用をやめる

噛み合わせに違和感を覚えたら、マウスピースを外して変形・破損していないか確認しましょう。急に嚙み合わせの悪さを感じた場合や違和感が何日も続く場合は、破損・変形している可能性が高いです。

変形・破損していると、マウスピースが歯に密着せず適切な力を加えられません。変形したマウスピースを装着することで、治療計画とは異なる方向に歯が動くこともあるでしょう。

マウスピースが変形・破損している場合、そのマウスピースの使用は続けず、すぐに担当の歯科医師に相談しましょう。

 

マウスピースを装着し直す

マウスピースを正しく装着し直すことで、噛み合わせが改善されることがあります。歯とマウスピースの間に隙間が発生していることで、違和感を覚えているケースがあるからです。

マウスピースを装着する際は、チューイーを噛んで歯にしっかり密着させるようにしましょう。チューイーとはシリコン製のチューブのことで、マウスピースを歯にしっかり装着させるために使用します。

インビザラインではマウスピースによって矯正力をかけて歯を徐々に動かすため、マウスピースと歯がフィットしていることが重要です。マウスピースの装着後にチューイーを噛むと密着度が高まり、歯をしっかり動かせるようになります。

 

まとめ

今回は、インビザラインで噛み合わせの治療は可能かどうかについて解説しました。噛み合わせに違和感がある場合の対処法などもご紹介しています。

噛み合わせが悪くなると虫歯や歯周病になりやすいです。また、噛み合わせが原因で頭痛や肩こり、顎関節症に悩まされる方もいるでしょう。

インビザラインは、理想の歯並びを実現できるだけでなく、噛み合わせも改善できる治療法です。

ただし、マウスピースの装着時間が守られていなかったり、変形・破損していると噛み合わせが悪くなることがあります。インビザライン矯正中に噛み合わせに違和感を覚えたら、まず担当の歯科医師に相談するようにしましょう。

現在の歯の動きや噛み合わせの状態をチェックし、必要に応じて処置してもらえます。問題がないと判断されれば、安心して治療を続けられるでしょう。

また、マウスピースの装着時間を見直し、変形や破損がないか確認することも重要です。

インビザライン矯正を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。