茨城県取手市のJR常磐線取手駅に直結、茨城県取手市中央町の歯医者「取手iセンター」のオフィシャルブログ一覧です。インプラント治療や矯正歯科、審美歯科など歯科に関する情報だけでなく、日常のさまざまな発見や皆さまにお知らせしたいことを発信していきますので、ぜひご覧ください。
インビザラインの交換日数とは?治療が延長になる原因や注意点を解説
こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。
インビザラインを検討しているけれど、交換日数について詳しくわからないとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、インビザラインの交換日数について紹介します。インビザライン交換に関する注意点やインビザラインの治療が延長になる原因についてもご紹介しますので、ぜひ今回の記事を参考に、インビザラインの治療について理解を深めてみてください。
インビザラインの交換日数はどれくらい?
インビザラインの交換日数は、1〜2週間とされています。
インビザラインは、治療する段階に合わせてマウスピースを交換して、歯を少しずつ動かしていく治療法です。矯正の終盤頃には歯を動かす距離が短くなるので、交換日数が5日になるケースもあります。
しかし、歯の状態や装着方法によってインビザラインの交換日数は変わる場合があります。トラブルを避けるためにも、事前に歯科医師に相談しておきましょう。
インビザラインの交換日数はどのように決まる?
インビザラインの交換日数が決まる要因については、以下の3つが挙げられます。
・年齢
・歯並び
・装着時間
それぞれ詳しく紹介します。
年齢
年齢を重ねると、歯を動かすのに時間がかかってしまうため、インビザラインの交換日数は長くなるケースが多いです。
歯が移動するメカニズムは歯槽骨の代謝によって行われており、歯槽骨が吸収と再生を繰り返すことで、歯根の移動が可能になります。歯槽骨の代謝は、年齢が若いほど活発に行われており、年齢とともに低下していく傾向がみられます。そのため、年齢を重ねると、インビザラインの交換日数が長くなります。
歯並び
インビザラインの交換日数は、歯並びの状態によっても異なります。
矯正治療における歯の移動方法は、大きく分けて「傾斜移動」と「歯体移動」の2種類に分けられます。傾斜移動とは、斜めになっている歯をまっすぐにする動作で、歯根を移動する必要がないため、交換日数は短い傾向があります。歯体移動は、歯根を移動して歯を平行移動させる方法で、交換日数は長くなります。
このように、歯並びが悪い人の場合、インビザラインの交換日数は長くなる傾向があるため、注意しましょう。
装着時間
インビザラインでは、マウスピースの装着時間が1日20〜22時間以上とされています。装着時間が長ければ歯が早く動くので、交換日数は短くなります。
逆に、マウスピースの装着時間が短いと歯の移動量が少なくなるため、交換日数は長くなってしまいます。交換日数を短くできれば、全体の治療期間も短くできるので、できるだけ長い時間マウスピースを装着するのをおすすめします。
イベントなどによって装着時間が短くなってしまう場合は、トラブルを避けるためにも、あらかじめ担当医に相談しておくようにしましょう。
インビザライン交換に関する注意点
インビザライン交換に関する注意点を把握しておくと、治療中のトラブルを予防することにもつながります。インビザライン交換に関する注意点については、以下の5つが挙げられます。
・装着時間を守る
・口の中を清潔にしておく
・アライナーチューイを使用する
・マウスピースの紛失に注意する
・歯科医師の指示どおりのマウスピースの交換をする
それぞれについて解説します。
装着時間を守る
インビザラインでは、1日20〜22時間以上マウスピースを装着する必要があります。装着時間は守るようにしましょう。
装着時間が短くなってしまうと、治療計画どおりに歯が動かずに、治療期間が長くなってしまいます。また、歯並びが良くなっている状態にも関わらずに、後戻りしてしまうリスクもあるのでです。
食事や歯磨きなどをする場合には外し、装着時間は必ず守って自己管理することが重要です。
口の中を清潔にしておく
マウスピースを装着する際には、必ず口の中を清潔にしておきましょう。
口の中に食べかすや歯垢などが残っている状態でマウスピースを装着してしまうと、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。さらに、歯が動きにくくなるので、治療期間が長くなってしまう可能性もあります。
万が一、インビザラインの治療中に、虫歯や歯周病が出てしまうと、矯正治療を中断して虫歯や歯周病の治療が優先されるでしょう。治療期間中に後戻りしてしまうリスクもあるので注意しましょう。
アライナーチューイを使用する
アライナーチューイを使用することで、マウスピースがしっかりと固定され治療期間の短縮にもつながります。
アライナーチューイとは、シリコン製のもので、マウスピースを装着時に噛むことで適合がよくなり、効率的に矯正治療を行うことが可能です。
実際に、マウスピースを着用していて浮いてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。このような場合、歯が固定されていない状態が長くなってしまい、後戻りしてしまうケースも少なくありません。マウスピースを装着している際には、30分に一度アライナーチューイを噛んで、マウスピースをしっかりと固定することをおすすめします。
マウスピースの紛失に注意する
マウスピースを紛失してしまうと、新しいマウスピースが出来上がるまでに時間がかかってしまい、治療期間が伸びてしまうリスクがあるので注意しましょう。
マウスピースを装着していない期間が長くなってしまうと、後戻りしやすくなるだけでなく、最悪の場合、最初から矯正治療が必要になるケースもあります。マウスピースを紛失しないためにも、外出する際にはなるべくマウスピースを外さないようにするのはもちろん、専用のケースを持ち運ぶようにしましょう。
歯科医師の指示どおりにマウスピースの交換をする
トラブルを避けるためにも、歯科医師の指示どおりにマウスピースの交換をしましょう。
インビザラインの治療では、治療計画に合わせて新しいマウスピースを装着する必要があります。自己判断で新しいマウスピースを装着してしまうと、計画どおりに歯が動かすことができず、噛み合わせが悪化してしまうリスクがあるので注意が必要です。
定期的に歯科医院に通って、歯の状態を確認してもらいながら矯正治療を進めるようにしましょう。
インビザラインの治療が延長される原因
インビザラインの治療が延長される原因については、以下の4つが考えられます。
・虫歯や歯周病になってしまった
・マウスピースを正しく装着していなかった
・マウスピースの装着時間が守れていなかった
・リファインメントをする必要がある
それぞれについて、詳しく解説します。
虫歯や歯周病になってしまった
インビザラインの治療中に虫歯や歯周病になってしまうと、優先的に治療が必要になるため、インビザラインの治療が延長される原因になります。
虫歯が小さければ治療計画に影響はありませんが、虫歯が重症化して神経まで達している場合には神経を取る治療が必要になることもあるでしょう。複数回の通院が必要になることもあります。また、歯を削る場合は、マウスピースが合わなくなってしまうので、作り直しが必要になるケースもあります。
このように、インビザラインの治療中には、虫歯や歯周病にならないように歯磨きをしっかりと丁寧に行うようにしましょう。
マウスピースを正しく装着していなかった
マウスピースを正しく装着していなかった場合は後戻りが起きてしまい、マウスピースが合わなくなってしまうことがあります。再度マウスピースを作製する必要があるので、治療が延長される原因になります。
インビザラインの治療に使用されるマウスピースは海外で作製されていることが多いため、マウスピースが完成するまでに最低でも3週間程度が必要です。マウスピースを正しく装着するために、アライナーチューイを使用するようにしましょう。
マウスピースの装着時間が守れていなかった
マウスピースの装着時間が守れていないと、治療計画よりも歯の移動が少なくなってしまうので、治療が延長される原因になります。
インビザラインの治療では、マウスピースを1日20〜22時間以上装着する必要があります。装着時間が守れないと治療期間が延びてしまうということを意識して、自己管理をしっかりと行うようにしましょう。
リファインメントをする必要がある
リファインメントをする必要がある場合も、インビザラインの治療が延長される原因になります。
リファインメントとは、噛み合わせの修正などを行い、治療の質を挙げることを指します。治療期間中に大きな修正がある場合には、抜歯をしてマウスピースを際に作製するケースもあるのです。リファインメントは、理想の歯並びに近づけるうえで重要な工程といえます。
しかし、リファインメントの回数が増えてしまうと、その分治療期間が延びてしまうので注意が必要です。
インビザラインの治療を予定どおりに終わらせるコツ
インビザラインの治療を予定どおりに終わらせるコツとして、主に以下の3つが挙げられます。
・決められた時間マウスピースを装着する
・定期的に通院する
・セルフケアをしっかりと行う
それぞれについて詳しく解説します。
決められた時間マウスピースを装着する
インビザラインの治療を予定どおりに終わらせる最大のコツとして、決められた時間マウスピースを装着することが挙げられます。
マウスピースが装着されていないと、歯が動かすことができません。例として、マウスピースが紛失してしまい、装着できない期間ができてしまうと歯が元の位置に戻ってしまいます。また、数時間であれば問題ありませんが、マウスピースを装着するのを忘れてしまうのも、後戻りの原因となります。
定期的に通院する
定期的に通院し、治療計画どおりに歯が移動しているか確認してもらいましょう。インビザラインの治療を予定どおりに終わらせることにつながります。
治療中には、1〜2か月に1回の頻度で歯科医院に通院しなければなりません。虫歯や歯周病の有無も確認してもらえるため、口腔内トラブルの予防にもつながります。
セルフケアをしっかりと行う
セルフケアをしっかりと行うと、インビザラインの治療をスムーズに進めることにつながります。
セルフケアを怠ってしまうと、虫歯や歯周病ができてしまい、治療が延びてしまうでしょう。毎日しっかりと歯ブラシをするのはもちろん、マウスピースを装着中には、ジュースを飲まないようにしましょう。マウスピースを装着中に飲食をしてしまうと、虫歯が進行してしまうリスクがあります。飲食をする際には、マウスピースを必ず外すように注意しましょう。
まとめ
今回は、インビザライン交換に関する注意点やインビザラインの治療が延長される原因について解説しました。
インビザラインの交換日数が決まる要因には、年齢・歯並び・装着時間が挙げられます。インビザライン交換に関する注意点を把握しておくと、治療中のトラブルを予防することにもつながります。今回の記事を参考に、インビザラインについて理解を深めてみてください。
インビザラインを検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。