虫歯の治療にはどれくらいの費用がかかる?保険が適用されるかも解説

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虫歯の治療にはどれくらいの費用がかかる?保険が適用されるかも解説

こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。

虫歯治療にかかる費用は、治療の内容や進行具合、使用する材料によって大きく異なります。また、保険が適用される治療とそうでない治療があり、患者さまの希望により費用が変動することもあります。

この記事では、虫歯治療の費用の目安や、保険適用の範囲について詳しく解説します。虫歯治療の必要性もお話ししますので、ぜひ参考にしてください。

 

虫歯の治療にはどれくらいの費用がかかる?

  • 虫歯の治療にはどれくらいの費用がかかる?保険が適用されるかも解説

ここでは、虫歯の進行度別に治療方法と費用について詳しく解説します。

 

初期の虫歯(C0~C1)

初期の虫歯は、エナメル質が少し溶け始めた状態で、痛みや自覚症状はほとんどありません。初期の虫歯は、フッ素塗布やシーラントによって虫歯の進行を防ぐことが主な治療法となります。

保険適用内で治療できることが多く、フッ素塗布であれば1,000円から3,000円程度です。シーラントは、保険が適用される場合は1本あたり400〜600円程度で受けることができます。

ただし、シーラントを保険診療で受けられるのは6〜12歳の子供に限られます。大人の場合は自由診療になり、1本1,000〜2,000円程度の費用がかかるでしょう。

 

表面の虫歯(C2)

虫歯がエナメル質を超えて象牙質に達した状態で、冷たいものや甘いものがしみることがあります。この段階では、虫歯部分を削って詰め物をする治療が行われます。

保険適用のレジンの詰め物を使用した場合、1,500円から3,000円程度の費用がかかります。保険外のセラミックを選ぶと、2万円から5万円程度と高額になります。

 

中程度の虫歯(C3)

虫歯が神経に達している状態で、強い痛みを感じることがあります。中程度の虫歯になると、根管治療が必要になります。神経を取り除いた後、詰め物や被せ物で歯を保護します。

根管治療は保険が適用されるので、5,000円から1万円程度で受けられます。自費の根管治療を受ける場合、症状や歯科医院によって費用が異なるので事前に確認しておきましょう。

被せ物の費用は、保険適用の金属を選ぶか自費診療のセラミックを選ぶかで変わります。金属の被せ物は5,000円から1万5,000円程度、セラミックの被せ物は5万円から10万円程度かかるでしょう。

 

進行した虫歯(C4)

C4は歯の根まで完全に虫歯が進行し、歯を保存することが難しい状態です。この場合、抜歯が必要になることがあります。抜歯後は、インプラントやブリッジ、入れ歯などの補綴治療が行われます。

抜歯は保険適用で数千円程度ですが、補綴治療の費用が別途必要です。入れ歯は、保険適用であれば5,000〜1万円程度、自由診療であれば5万〜15万円ほどかかります。ブリッジは、保険適用であれば2万〜3万円程度、自由診療であれば5万〜20万円ほどかかるでしょう。

どちらの治療法も、自由診療を選択した場合は歯科医院によって費用が異なります。選択する素材によって大きく変動するため、相場よりも高額になることも珍しくありません。

インプラント治療は自費診療となり、1本あたり30万円から50万円程度の費用がかかります。

 

虫歯の治療は保険が適用される?

  • 虫歯の治療にはどれくらいの費用がかかる?保険が適用されるかも解説

虫歯の治療は保険が適用されます。

しかし、治療法や使用する素材によっては、自費診療になることもあります。具体的な例について解説します。

 

保険が適用される場合

虫歯治療には、一般的に健康保険が適用されます。

ただし、保険が適用される治療内容は、機能回復を目的とした基本的な治療に限られます。保険が適用される虫歯治療の主な内容には、虫歯を削って詰め物をする処置や、神経を取る根管治療、クラウン(被せ物)の装着などがあります。

これらの治療は、患者さまの歯の機能を回復することを目的としているため、保険適用内で安価に治療を受けることが可能です。

例えば、虫歯が軽度の場合、レジンと呼ばれるプラスチック素材を使った詰め物の治療が保険適用の範囲内で行われます。虫歯が進行して神経まで達している場合には根管治療が必要となりますが、根管治療も保険適用の対象です。

 

自費診療になる場合

虫歯治療の中でも、美しさや耐久性を重視した治療法については保険適用外となります。例えば、審美的な要素を重視したセラミックの詰め物や被せ物は、保険が適用されないため治療費が高額になることがあります。

また、虫歯治療における健康保険の適用範囲は、あくまで最低限の機能回復を目的としているため、治療法の選択肢が限定されることがあります。患者さまが審美性や素材の選択にこだわりたい場合は、自費診療の範囲での治療を検討することになります。

治療を始める前に歯科医師としっかり相談し、費用や治療内容について十分な説明を受けることが重要です。

 

虫歯を治療すべき理由

虫歯を放置するとさまざまな健康問題を引き起こす可能性があり、早期に治療することが重要です。虫歯は単に歯を痛めるだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼすため早期発見と治療が不可欠です。

以下に、虫歯を治療すべき理由について詳しく解説します。

 

歯の健康を守る

虫歯は初期段階では小さな穴や白い斑点として現れますが、放置すると歯の内部まで進行してエナメル質や象牙質を侵食します。この段階で治療をしなければ、虫歯が神経にまで達し激しい痛みを伴うようになります。

激しい痛みが出る頃には根管治療が必要となっていることが多いので、歯の寿命を縮める原因にもなります。早期に治療を受けることで、歯を削る量を抑えて天然歯をより長く健康に保つことが可能です。

 

全身の健康を守る

虫歯を放置すると、口腔内の細菌が血流に乗って全身に広がり、他の健康問題を引き起こすリスクが高まります。研究によれば、歯周病や虫歯に関連する細菌は、心血管疾患や糖尿病、呼吸器感染症などのリスクを増加させることが示されています。

特に、免疫力が低下している場合や慢性疾患を抱えている場合は、口腔内の感染が全身に影響を及ぼす可能性が高く、虫歯の治療は非常に重要です。

 

審美性と生活の質を向上させる

虫歯が進行すると、歯の色が変色したり歯が欠けたりして、見た目にも影響を及ぼします。口を開けた時の印象に影響し、自信を失わせる要因ともなります。特に、人と接する機会が多い職業に従事する方の場合、健康的で美しい歯を保つことが重要でしょう。

虫歯を早期に治療し審美性を維持することは、生活の質を向上させるためにも大切なのです。

 

治療費用が軽減する

虫歯を初期の段階で治療すれば、簡単な処置で終わるので治療費の負担も抑えられます。

しかし、放置して虫歯が進行すると、治療が複雑化し根管治療やクラウンの装着が必要になります。治療が複雑になって工程が増えると、治療回数が増加したり費用が高額になったりすることがあります。

早期治療は、長期的に見ても経済的負担を軽減することにつながります。

 

日常生活への影響を防ぐ

虫歯による痛みや不快感は、日常生活に支障をきたすことがあります。食事を楽しむことができなくなったり、痛みによって集中力が低下したりすることもあります。

特に、重要な仕事やイベントを控えている際に痛みが発生すると、大きなストレスとなります。定期的に歯科検診を受けて虫歯を早期に発見し治療を行うことで、日常生活への影響を未然に防げます。

 

まとめ

  • 虫歯の治療にはどれくらいの費用がかかる?保険が適用されるかも解説

虫歯は初期段階では自覚症状が少なく、放置すると症状が悪化します。早期に治療すれば、簡単な処置で終わるので治療費用も抑えられますが、進行すると神経に達し、複雑な治療が必要になって費用も高額になります。

また、虫歯を放置すると歯の健康だけでなく、細菌が血流を通じて全身に影響を及ぼす可能性があります。具体的には、心臓病や糖尿病のリスクを高めることがあります。

そのため、虫歯を予防し早期に治療することは、長期的な健康の維持につながります。虫歯治療には基本的に健康保険が適用されますが、審美性を重視する治療は自費診療となることが多いです。費用に大きく影響するため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

定期的な歯科検診を受けることで、虫歯の早期発見と適切な対応が可能となり、安心して健康的な生活を送ることができます。

虫歯治療を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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