茨城県取手市のJR常磐線取手駅に直結、茨城県取手市中央町の歯医者「取手iセンター」のオフィシャルブログ一覧です。インプラント治療や矯正歯科、審美歯科など歯科に関する情報だけでなく、日常のさまざまな発見や皆さまにお知らせしたいことを発信していきますので、ぜひご覧ください。
床矯正とは?費用と期間、併用についてとメリット・デメリットを徹底解説
こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。
歯並びを整える方法にはさまざまな種類がありますが、その中でも、床矯正(しょうきょうせい)は、特に子どもの矯正治療として注目されています。床矯正とは、取り外しができる装置を使って歯列を広げる治療法です。
ただし、すべての症例に対応できるわけではなく、治療の適応範囲には限りがあります。また、治療期間や費用などについても、正しい知識を持つことが重要です。
この記事では、床矯正の基本的な情報から、治療できる症例とできない症例、費用や期間、ほかの治療法との併用についてなどを解説します。メリット・デメリットもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
床矯正とは
床矯正とは、取り外し可能な装置を用いて、歯列を広げる矯正治療のことを指します。床矯正の装置は、プラスチックのプレートと金属製のワイヤーで構成されており、患者さま自身で装着・取り外しができるのが特徴です。
床矯正の最大の目的は、歯列の幅を広げて歯がきれいに並ぶためのスペースを確保することです。顎が小さいと永久歯が正しい位置に生えることが難しくなり、結果として歯並びが乱れます。子どもの顎の成長を利用しながら、歯を正しい位置に導く役割を果たすのが床矯正です。
床矯正で治療できる症例とできない症例
床矯正は、歯列の幅を広げることで歯がきれいに並ぶスペースを作る治療法ですが、すべての歯並びの問題を解決できるわけではありません。治療できる症例と、治療が難しい症例を理解しておくことが大切です。
床矯正で治療できる症例
床矯正で治療できる可能性がある症例は、以下のとおりです。
叢生・乱ぐい歯
顎のサイズが小さいために歯が並ぶスペースが足りず、歯が重なり合って生えているケースです。床矯正で顎の幅を広げることで、歯を正しい位置に並べるスペースを確保できる可能性があります。
軽度の出っ歯(上顎前突)
上の前歯が前方に突出している場合、床矯正によって歯列の形を調整し、改善できる可能性があります。重度の出っ歯の場合や骨格の問題が原因の場合は、十分な治療効果を得られないかもしれません。
軽度の受け口(反対咬合)
下の前歯が上の前歯より前に出ている状態も、床矯正で治療できる可能性があります。成長期の子どもであれば、床矯正によって上顎の発育を促し、バランスを整えることが可能です。
歯列の幅が狭いケース
上下の歯列の幅が狭く噛み合わせが悪くなっている場合、床矯正で顎の幅を広げることで改善できる場合があります。
床矯正で治療が難しい症例
一方、床矯正では治療するのが難しい症例もあります。この場合、他の治療法を検討する必要があります。
重度の歯の乱れ
歯が大きく重なり合っているケースでは、床矯正だけでは十分なスペースを確保できない可能性があります。
顎の骨格に問題がある場合
顎が大きく前後にずれている場合や上下の顎のバランスが大きく崩れている場合は、床矯正だけでの改善は困難です。この場合、外科的矯正が必要になるでしょう。
成人の矯正
大人の歯列矯正には、床矯正の適応が限定されます。子どもの場合は顎の成長を利用できるため効果が出やすいですが、成人では顎の成長が終わっているため、床矯正だけでは十分な改善が見込めないことが多いです。
そのため、ワイヤー矯正やマウスピース矯正との併用が検討されます。
床矯正の費用と期間
床矯正の治療費は、症例や通院する歯科医院によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。床矯正の費用の相場は、片顎の場合は10万~20万円、上下顎の場合は20万~40万円程度が一般的です。
また、治療中の調整料として、毎月3,000円~5,000円程度がかかることが多いです。装置を破損または紛失した場合には、新しい装置の再作製費用として5万~10万円程度の費用がかかることがあります。
さらに、矯正が完了した後には、歯が元の位置に戻るのを防ぐために保定装置(リテーナー)を装着しなければなりません。リテーナーの費用は、2万~5万円程度が相場です。
治療期間については、症例によって異なりますが一般的に1年半から3年程度が目安とされています。治療の進行速度は、装置の装着時間に大きく影響されます。取り外しが可能な装置のため、装着時間が短くなると十分な効果が得らません。
歯科医師の指示通りに装置を装着することが、スムーズに治療を進めるためのポイントです。
床矯正とほかの治療の併用について
床矯正は単独でも受けられますが、症例によっては他の矯正治療と組み合わせることで効果を高められます。ここでは、床矯正と併用されることが多い治療法について解説します。
ワイヤー矯正
床矯正は歯列の拡大を目的とするため、歯の向きや細かい噛み合わせの調整までは行えません。床矯正で十分なスペースを確保した後にワイヤー矯正を行うと、より正確に歯並びを調整できます。
顎の成長期に床矯正を行い、成長が終わるタイミングでワイヤー矯正に移行することで、歯を抜かずに理想的な歯並びを目指せる可能性が高まります。
マウスピース矯正
近年では、透明な装置を使用するマウスピース矯正と組み合わせるケースも増えています。床矯正で顎の幅を広げた後に、マウスピースを使用して歯並びを整えます。
床矯正のメリット・デメリット
床矯正にはさまざまな利点がありますが、一方で注意すべき点もあります。治療を始める前に、メリットとデメリットをしっかり理解しておくことが重要です。
床矯正のメリット
床矯正の大きなメリットは、顎の成長を利用して歯並びを整えられることです。特に、成長期の子どもは顎の骨が柔軟なため、適切な時期に治療を開始すれば抜歯をせずに歯並びを整えられる可能性が高くなります。
また、床矯正は食事や歯磨きの際に装置を取り外せるというメリットがあります。固定式の装置では歯磨きがしにくいというデメリットがありますが、床矯正では口腔内を清潔に保ちやすいです。これにより、虫歯や歯周病のリスクを低減できます。
さらに、床矯正は痛みが少ないことも魅力の一つです。床矯正はゆるやかに顎を広げる仕組みのため、強い痛みを伴うことは少ないとされています。違和感はあるものの、日常生活に大きな支障をきたすことは少ないでしょう。
床矯正のデメリット
床矯正の最大のデメリットは、患者さま自身の協力が必要不可欠であることです。取り外しが可能な装置であるため、装着時間が不足すると期待する効果が得られません。歯科医師の指示通りに装着しないと、治療が計画通りに進まず治療期間が長引くことがあります。
特に子どもの場合、自分の意思で装着時間を守るのが難しいことが多いです。保護者のサポートが欠かせないといえるでしょう。
また、床矯正は適応できる症例が限られている点もデメリットの一つです。床矯正は主に顎の幅を広げる目的で使用されるため、歯の細かい移動や噛み合わせの調整はできません。重度の歯列不正や骨格的な問題がある場合には、十分な効果は期待できないでしょう。
さらに、装置の管理が必要である点も注意すべきポイントです。装置を誤って破損したり紛失したりすると、再作製する必要がありその際に追加費用が発生します。特に、小さな子どもが使用する場合、装置を外した際に紛失しやすいため注意しましょう。
まとめ
床矯正は、取り外し可能な装置を使用し、顎の成長を利用して歯列を広げる矯正治療の一つです。抜歯を避けながら歯並びを整えることができる可能性が高い点が特徴です。食事や歯磨きの際に装置を外せる、口腔内の清潔を保ちやすいなどのメリットもあります。
一方で、床矯正は装着時間を守る必要があり、患者さま自身の協力が求められるというデメリットがあります。特に子どもの場合、装着を忘れることが珍しくなく、保護者のサポートが重要です。
また、すべての歯並びの問題に適応できるわけではありません。床矯正を検討する際には、メリット・デメリットを十分に理解しておきましょう。
床矯正を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
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