予防歯科とは？歯を失う原因と予防歯科のメリットも解説！

こんにちは。茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」です。

「予防歯科では何をするの？」「予防歯科に通うメリットは？」など、予防歯科について疑問や不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。予防歯科は、虫歯・歯周病などの発生を予防することを目的とした診療科です。

本記事では、予防歯科とはどういうものかについて、詳しく解説します。予防歯科のメリットや、予防歯科で行われる処置についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

歯を失う原因

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歯を失う3大原因は、むし歯・歯周病・破折です。下記で、それぞれについて詳しく解説します。

 

むし歯

歯を失う原因である虫歯の初期段階では、少ししみる・違和感があるなどの軽度な症状が現れますが、進行すると歯の神経が炎症を起こし痛みが生じます。さらに進行すると、歯根の先端に膿が溜まって歯茎が腫れることがあります。最悪の場合、抜歯の必要も出てくるでしょう。

特に、若年層はむし歯によって歯を失う傾向にあります。また、治療をしても歯が完全に元に戻ることはないため、歯の寿命そのものが短くなるのです。

 

歯周病

歯と歯茎の隙間から侵入した細菌が、歯肉に炎症を起こした状態である歯肉炎と、歯を支える歯槽骨を溶かして歯を不安定にさせる歯周炎を合わせて、歯周病といいます。歯周病は、初期段階ではあまり自覚症状がありません。

しかし、進行すると歯を支えている歯槽骨を溶かし、最終的には抜歯が必要になったり歯が抜け落ちたりすることもあります。中高年の場合は、歯周病で歯を失う傾向があります。

 

歯の破折

歯が破折すると痛みが出て、食べ物を噛めなくなるなど生活に支障をきたす場合があります。歯の表面が欠けた場合は修復できますが、歯の根っこの部分まで破折した場合は、歯の保存が難しく抜歯が必要になるケースが多いでしょう。

歯が破折する原因には、以下のことが考えられます。

 

・歯ぎしりや食いしばり
・噛み合わせが悪い
・硬いものを噛んだ
・事故でけがをした

 

歯の破折は、一つの歯に過度な咬合力が加わった時に起こりやすいです。また、神経の処置を行った歯は脆くなっているため破折しやすいです。神経の処置が必要なほど進行した虫歯も、破折の原因になると言えるでしょう。

 

予防歯科とは？

予防歯科は、問題が起こってから治療するのではなく、問題が起きないように予防するのを目的とした取り組みのことです。歯科医院で行うプロフェッショナルケアと、自宅で行うセルフケアの両方をしっかり行うことで、口腔内の問題の発生を予防します。

歯と歯茎の間は歯ブラシでは届かないこともあり、セルフケアだけでは磨き残しが生じやすいです。磨き残しを放置していると、プラークが硬化して歯石に変化します。歯石には細菌が付着しやすく、むし歯や歯周病の原因になります。

歯石はセルフケアでは除去できません。歯科医院であれば除去できるので、定期的に歯科医院を受診することでプラークや歯石を除去してもらい、口内を清潔に保ちましょう。

 

予防歯科のメリット

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予防歯科には、さまざまなメリットがあります。ここでは、予防歯科のメリットについて詳しく解説します。

 

むし歯・歯周病を予防できる

予防歯科の最大のメリットは、むし歯や歯周病を予防できることでしょう。

初期の虫歯は痛みがなく、自分で気づくことはほとんどありません。痛みが発生する頃には虫歯は重症化していて、治療はできても完治できないケースも多いです。

歯周病は痛みが発生しないことも多く、気づいたころには歯がグラついて抜け落ちそうになっている場合もあります。

むし歯や歯周病は、自宅で行うセルフケアの徹底や定期的に歯科医院に通って検診を受けることで未然に防げます。むし歯や歯周病になっても、早期発見できれば簡単な治療で改善することが可能でしょう。

 

健康な歯を維持できる

歯は一度失うと、二度と元の状態に戻ることはありません。虫歯治療で行う歯を削る行為は、歯の寿命を縮めます。そのため、歯の健康を維持するには、歯を削らなくていいように日頃から予防歯科に取り組むことが大切です。

歯を失うと食べられるものが限られ、食事を楽しめなくなる可能性もあります。日々の食事は生活の質を維持・向上させるための重要な要素であり、身体の健康にも大きく影響するため、予防歯科によって健康な歯を維持することが大切です。

 

全身の健康維持につながる

口腔内の環境が悪いと、口腔内のみならず全身にも悪影響を与えます。全身疾患を引き起こしたり、症状の悪化を招いたりすることがあるのです。

また、むし歯や歯周病などによって歯を失うと食べ物が噛みにくくなり、十分に咀嚼しないで食べ物を飲み込むようになります。この場合、消化器官に負担がかかるでしょう。

予防歯科に通ってむし歯や歯周病を予防することで口腔内の健康状態が良くなれば、全身の健康状態の改善にも役立ちます。

 

審美性が向上する

歯科医院でPMCTなどのプロフェッショナルケアを受けることで、歯の審美性が高まります。歯科医院のクリーニングでは、歯に付着している歯垢や歯石、歯の表面の着色汚れを徹底的に取り除けるため、美しい歯を維持できるのです。

歯の着色やくすみが取れることで歯本来の白さや光沢がよみがえり、見た目がきれいになるため、笑顔に自信が持てるでしょう。

 

将来的な治療費を抑えられる

むし歯や歯周病を発症すると、治療のために何度も歯科医院に通院しなければならず、通院のたびに治療費や時間がかります。予防歯科にも費用はかかりますが、虫歯や歯周病を予防できれば、将来的な医療費の負担を大幅に軽減することが可能です。

 

予防歯科で行う処置

予防歯科には、患者様自身で行うセルフケアと、歯科医院で行うプロフェッショナルケアがあります。ここでは、歯科医院で行うプロフェッショナルケアについて詳しく解説します。

 

検査・診断

患者さまの状態に応じて、定期的に検診を行います。検診では、目視やレントゲン撮影でむし歯や歯周病、歯の欠損などがないかなどを確認します。レントゲン撮影をすることで、直接見られない部分の確認ができます。

歯科医院によっては唾液検査を行い、唾液の分泌量や細菌数を調べるところもあるでしょう。

 

ブラッシング指導

毎日2〜3回歯磨きをするのが一般的ですが、実は正しい方法で磨けている方は少ないです。間違った磨き方をしていると、むし歯や歯周病の予防にならないだけでなく、歯や歯茎にダメージを与える可能性もあるでしょう。

口腔内の状態や磨き残しの多い部分などは、患者様一人ひとり異なります。そのため、歯科医院ではブラッシングの指導を行っています。

ブラッシングの指導では、患者様にあった磨き方を提案し、歯ブラシの選び方や使用方法、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方なども指導します。

 

PMTC

予防歯科で行うPMCTとは、国家資格を持った歯科医師や歯科衛生士が、スケーラーや超音波機器など専用の器具を使用して汚れを取り除くことです。

保険が適用される歯石取りよりも進化したクリーニングで、むし歯や歯周病の原因となるバイオフィルムなどを徹底的に取り除けます。セルフケアでは口腔内の汚れを完全に落とすのは難しく、磨き残したプラークはやがて歯石になり、歯ブラシでは除去できなくなります。

PMCTを受けることで、むし歯や歯周病を引き起こす原因となるバイオフィルムをきれいに落とせるため、むし歯や歯周病の予防につながるでしょう。

 

フッ素塗布

予防歯科では、フッ素塗布も行われるでしょう。フッ素を塗布することで、歯の表面のエナメル質を強化します。

フッ素には再石灰化の作用や抗菌作用もあります。再石灰化とは、脱灰によって溶け出したカルシウムやリン酸が唾液により再び歯に取り込まれ、歯が元に戻ることです。

また、フッ素の持つ抗菌作用によって口腔内の細菌の繁殖を抑えられるため、むし歯を予防できるでしょう。継続的にフッ素を塗布することで、むし歯の予防や進行を食い止める効果が認められています。

半年に1回など定期的にフッ素を塗布して、口腔内の健康を維持しましょう。

 

まとめ

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むし歯や歯周病になってから治療するのではなく、未然に防ぐことを目的としているのが予防歯科です。予防歯科では、定期的に歯科医院へ通いプロフェッショナルケアを受けたり、セルフケアをしっかり行ったりすることで口腔内の健康を守ります。

口腔内の環境が悪いと虫歯や歯周病になるだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼします。健康な歯を維持することは、患者様ご自身の健康を維持することにもつながります。

また、予防歯科でむし歯や歯周病を予防できれば、将来的にかかる医療費を抑えることも可能です。

予防歯科を検討されている方は、茨城県取手市にある歯医者「One's歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、気軽に通える歯医者を目指して虫歯・歯周病治療や小児歯科、ホワイトニング、入れ歯治療、インプラントなどを行っています。ホームページはこちら、 Web診療予約 も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。